2016年5月31日火曜日

発送間近と春さん、隊長、ちょび氏ご来店


完成間近のサコッシュたち。
まずは、3月の火災前にご注文いただいていた分から、近日中に順次発送いたします。
長期間、本当に大変お待たせして申し訳ございませんでした。

昨日も、たくさんの方がアトリエにお越しくださいました。
港までのサイクリングの帰り道に、「今日は暑かね〜!」と汗をかきながらご来店くださった春さん。
先日と打って変わって晴天の昨日。向かい風がきつく、陽は刺すように強く、なかなかハードなサイクリングだったようですが、気分爽快の様子で私も元気をもらいました。

数日ぶりに河原町に出勤の佐藤隊長は、熊本市中央区魚屋町にある松陽軒さんの生菓子と肥後しおがまをお土産に持ってきてくださいました。
私、洋菓子も好きですが、和菓子も大好き。嬉しい事にアトリエ周辺には「松陽軒」さんはじめ「友達屋」さん、「ばんざい饅頭」さんなど和菓子のお店がたくさんあるので、お土産に持ってきてくださる方が多く、同じくらい洋菓子店も多いのでお菓子系には本当に恵まれています。
生菓子もしおがまも、どちらも美味しくいただきました。

夕方には、熊本地震の災害ボランティアを終えた足でちょび氏がご来店。
日中のボランティア活動の話を聞いた後、自身の自転車活動10周年記念に新しく購入したロードバイクの話題へ。
自転車はもう自宅に届いたようですが、写真で見た限りではレーシーでめちゃめちゃ格好いいロードバイクでした。
きっと近いうちに、本体に乗って見せびらかしに来てくれる事でしょう。笑

その間にはもちろんサコッシュ製作。現在アトリエには3台のミシンが揃い、いくつものサコッシュを並行して作っています。
あれこれ作業していると、汗が流れてきて暑い…。アイロンをかければ暑い、スチームでまた暑い、外に出れば暑い…。
まだ5月なのに、先が思いやられますな。
さて今日は5月最後の日。
外はとても良い天気…もうすでに日差しが眩しいのできっと日中は今日も暑くなる事でしょう。
がんばります!



2016年5月30日月曜日

メッセージ


3月に起きたアトリエの火災後から、個人宛て、TOMOKABAN宛てに、たくさんメッセージをいただくようになりました。
そして、4月の熊本地震を経てサコッシュのオーダーを受け付けるようになってからは、オーダーフォームの「伝達メッセージ」に、暖かい励ましの言葉を書いてくださる方が増えました。
みんなが応援してくれているんだからがんばらねば!と、常に思いながら作業をしているのですが、こうやってご自身の言葉で労い、励まし、応援してくださる言葉を直にもらうのは、本当にありがたく、そして力になります。

みなさんの言葉が、私の元気の源です。
ありがとうございます!

2016年5月29日日曜日

カバ子、大地に立つ!


新しいアトリエに、立体カバ子が返ってきました。

2015年の秋に誕生した立体カバ子。
3月にアトリエが火災で全焼するまで、室内に飾ったり、時には子ども粘土教室の見本になったりしながら、目を楽しませてくれていました。

火災が発生した時、運良く近所のクランポンスクールさんに出張していたカバ子は難を逃れ、火災から数日経ってから私の手に戻ってきました。
何もかも燃えてしまい、形ある物はほとんどない状況の中で、何の被害も受けずにそのままの姿で戻ってきたカバ子を見た時、何とも言えない気持ちで涙が溢れてきたのを今でも鮮明に思い出します。

手元に戻ってきた時は、まだ次の拠点も何もない状況だったため、近所のベーグル屋さん「out of step」で保管してもらっていたのですが、今の場所に移ってようやく大腕を振ってアトリエに戻ってきた立体カバ子は、また大地に立つ事ができました。
部屋の入り口に飾って、また前と同じように私の目を楽しませてくれています。

失ったものと、返ってきたもの。
忘れてはならない事を思い出させてくれるシンボルとして、これからもTOMOKABANのアトリエに立ち続ける事でしょう。
立体カバ子もがんばります!


2016年5月28日土曜日

Instagramで発信中!


TOMOKABANの日々の様子をInstagramで発信中です。
アカウントはこちら→https://www.instagram.com/tomokaban/

Instagramは、写真中心のSNS。
SNSといえば、FacebookやTwitterなどいろいろあるけれど、このInstagramは写真を気軽に投稿でき、かつ画像編集も簡単で、他のSNSとはまた違った楽しさがあります。
サコッシュ製作と並行してあれもこれもやるのはカバ子的にはとても忙しいのですが、アトリエを構える河原町繊維問屋街という環境、また多彩なものに囲まれている状況的にも、写真素材には恵まれているので、Instagramで楽しく活動しています。

発信は苦手…という方でも、見てるだけでも楽しいInstagram。
ぜひTOMOKABANページをフォローしてくださいね!

TOMOKABANのTシャツができました!


「私、自転車乗りじゃないからサイクルウェアは着ないんです。もっと普段から身に付けられるものが欲しい!」という熱い声にお応えして、TOMOKABANのTシャツを作りました。

サコッシュはもちろんの事、サイクルウェアやリーフレットなど、デザインは全てTOMOKABANオリジナル。もちろんカバ子もその他のイラストも、全部自分達の手で作り出しています。
ただし、TOMOKABANのロゴだけは、マスキングテープアートを手掛ける平川いつかさんにお願いして作っていただいたものですが、文字はマスキングテープで作り出したものなので、一般的なフォントではなか、世の中どこを探しても同じフォントはありません。

そんなオリジナル満載のTOMOKABANだからこそ、もちろんTシャツのデザインも全て自家製。まずはお馴染みのデザインのものからUPしていますが、順次新しいデザインを追加していますのでお楽しみに!

Tシャツの販売は、T-SHIRTS TRINITYで行っています。システムの都合上、TOMOKABANのWebStoreでは販売していませんので、T-SHIRTS TRINITYのTOMOKABANページよりお買い求めください。(オーダー管理及び発送も全てT-SHIRTS TRINITYが行います)
アトリエでの取り扱い、店舗販売は基本的に行いませんのでご了承ください。

サイズについては、少し大きめのアメリカンサイズ。
標準体型及び痩せ型の方は、普段よりワンサイズ下をお勧めします。
例えばメンズTシャツの場合、身長160㎝、体重50〜55㎏の女性ならSもしくはXSサイズ。
身長170㎝、体重55〜60の男性ならMもしくはSサイズ。

Tシャツの形状については、メンズとレディースとあり、襟ぐりや肩の位置などが違いますので、男性の方はメンズTシャツをお勧めしますが、女性の方はお好みでお選びください。

Tシャツの厚さについては、「オンス」で表示されている数字が大きいほど厚い生地、小さいほど薄い生地となっておりますので、しっかりした生地がお好みならば6.2オンスをお勧めします。ちなみに写真のTシャツはカバ子のものですが、6.2オンスです。

その他、発送については注文後早ければ数日中に発送されますが、納期についてはT-SHIRTS TRINITYからのご注文確認メールに記載されていますのでそちらをご確認ください。
また、色の選択肢が豊富ですが、色によっては品切れの場合もあるようですのでご注意ください。
価格については、形状、生地の厚さ、デザインに使用している色などによって違いがあり、全て統一価格ではありませんので、こちらもご注意くださいますようお願いいたします。
寸法など詳しい情報については、T-SHIRTS TRINITYの「サイズ・商品スペック詳細」をご覧ください。

さて、カバ子的にはTOMOKABAN TシャツがスタッフTシャツができたわけです。制服着用で、サコッシュ製作がんばります!

2016年5月27日金曜日

福岡の格好いい人とアトリエのひさし


アトリエ移転当初、ボロボロだったひさし。全く雨をしのぐ事ができず、かといって簡単に新しくする事もなかなか難しく、どうしたものかと頭を悩ませていました。

そうやって困っていた時、福岡のとある方から支援のお申し出をいただき、ご覧の通りTOMOKABANカラーの立派なひしに生まれ変わりました。
その方は、福岡の自転車乗りの方で、とある団体の代表をされていて、顔を見ればきっと多くの方がご存知だとろうと思われる方です。そして男気、男前。
ひさしを新しくするために、はるばる福岡からお越しの際も、黙々と作業に没頭し、あっという間に作業終了。次の仕事があるからこれで失礼!といった感じで、颯爽と福岡へ帰って行かれました。まさに、職人。惚れてしまうがなw

冗談はさておき、そうやって力を貸していただいたことは、どれだけ感謝の言葉を尽くしても全く足りないのですが、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
もうこれで、お客さまがアトリエの近くにお越しの際も、迷うことなく辿りつけるでしょう。このテントが目印ですよ!
不在の場合もありますので、お越しの際は電話やメールなどで事前にご連絡いただいたくほうが確実です。
現在、火災、そして熊本地震の影響のため、サコッシュの販売はご予約いただいてから製作を行う完全予約生産となっていますので、アトリエで即お渡しできる商品はありません。アトリエではご予約のみ承る事ができます。もうしばらくこの状態が続く見込みですので、アトリエにごお越しの際はその旨ご了承いただけますようお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。



2016年5月26日木曜日

ヒラカワキミエさんの世界に一つだけの絵


絵をプレゼントしていただきました。
作者は、ゆるゆるねこさんでお馴染みのヒラカワキミエさん。
彼女が生み出すイラストや造形物などの多様な作品は、ゆるゆるねこさんをはじめとした猫が多く描かれていて、宝島社の「宝島CHANNEL」で連載された漫画や、ビッグトートバッグなどのアイテムのイラストを担当されたり、近いところではTOMOKABANのsacoche forを販売させていただいている「ひよこ雑貨店」さんでは、「ゆるゆるねこさん」のぬいぐるみなどでお馴染みの作家さんです。

そしてこの絵は、ねこさん達とサコッシュが描かれている…そう、TOMOKABANのために描いてくださった世界で一つだけの絵なのです。
実はこの絵は、4/14そして4/16に起きた熊本地震の前にアトリエを新居地に移転したばかりの頃に、ヒラカワキミエさん自らがお持ちくださったもので、3月の火災からの復活への期待を込めて贈ってくださったもの。地震でばたばたしてしまい、すっかりご紹介するのが遅くなってしまいました。

アトリエの入口の、どこからでも見える場所に飾り、時に癒され、時にやる気をもらいながら、日々この絵に触れているところです。
キミエさん、ありがとう!

2016年5月25日水曜日

SINGERミシンに向かう日々


先の火災で、何もかも焼失してしまい、大切な商売道具であるミシンも失って途方に暮れていた時。
知人が、昔家業で使っていたという工業用ミシンを譲ってくれました。
SINGER 491という型式のこのミシンは、今ならば標準装備されている様々なプログラミング機能などは一切なく、どちらかといえばアナログに近い電動ミシンで、とにかく馬力があって厚物もスイスイ縫える優れもの。
難しい機能が備わっていない分、とてもシンプルで、あれこれ面倒な操作をしなくても良いので、とにかく縫う、ひたすら縫う、という人で言えば頑固職人のようなミシンなのだ。

ミシンには、一般家庭によくある基本的な事ができて操作が簡単な家庭用ミシン。そして直線縫い専門で家庭用より馬力が強い職業用ミシン。裁ち目かがり専門のロックミシン。そして、大量に縫製するために作られた工業用ミシンなどがある。
工業用ミシンは主に縫製工場などで使われ、より専門的に直線用、ロック用、タグ付け用など細かな種類がたくさんあり、運針のプログラミングなどの機能も現行のものには特に豊富に搭載されていて、大量の縫製をより早くより正確に、より楽にできるようになっている。

さて、アトリエのSINGER。これまでbrother一択だったために、上手く扱えるかどうかやや不安でしたが、このミシンは面倒な操作…というか、メーカーごとのクセのようなものが全くないので、とても扱いやすく、厚縫いが得意なのでサコッシュ製作はこのミシンでやっています。
もう古すぎて取扱説明書など、IP上でも(今のところ)見当たらないので、謎な点は自力でなんとかするしかない。そんな状況なのですが、今のところ諸問題もクリアしながら何とかなっております。
いやもう、服飾関係の学校など一切出ておらず全て我流なので、関係者からさ見れば「そんなことも知らないの?」という面がきっとたくさんあるだろうし、だからこそ迷うこと、悩むこともたくさんあるわけですが…
人と道具の助けのおかげで環境を整える事ができ、日々懸命にサコッシュ製作に向かっています。
精進します。がんばります!


2016年5月24日火曜日

おしゃれ番長ご来店



5月も終わりに近づいてきて、毎日夏日で晴天!自転車日和ですね。
ようやく財力も揃い、オーダーいただいている分の生地を裁断したり、ミシンに向かったりと、3月の火災前の日常に少しずつ戻ってきました。
裁断は、生地専用のローラーカッターでざくざく切っていくのですが、約2か月ぶりという事もあり、少し緊張しましたよ。ほんの2か月でも、ブランクは大きい事を痛感しています。

そんな中、おしゃれ番長こと土橋塾塾長がご来店くださいました。
作業をしながらふと窓の外に目をやると、ロードバイクに乗った赤い人がアトリエの前を通過。…と、思ったら引き返し、アトリエの前に自転車を停める。派手な赤いジャージに、特徴のある髪型…おしゃれ番長キター!!
毎回ご来店の際はそんな感じですが、やはりおしゃれ度、格好良さ、そして派手具合はTOMOKABANのお客さまの中でも筆頭です。

アトリエからほど近い熊本市中央区船場町に男性専門の理容店「d-world for men’s life」の店主でもある土橋さん。自転車の速さもピカイチ級の有名人ですが、本業の理容業でも特に自転車乗りの男なら一度は土橋さんに髪を切ってもらえ!と言われるほどの人気ぶり。もちろん腕前もピカイチ級です。私は女性なので、どんなにお願いしても土橋さんに髪を切ってもらう事は叶わないのですが、TOMOKABANに訪れる男性のお客さまの多くが土橋ファン、そしてd-world for men’s lifeのお客さまでもあり、その腕前は幾人もの方からお聞きしているので間違いないでしょう。
お店は予約制なので、早めに予約される事をオススメします。予約制なんてめんどくせえな〜と思ったそこのあなた!私に騙されたと思って、ぜひ予約を入れてください。きっと満足していただける事と思います。
そして、d-world for men’s lifeへお越しの際は、ぜひともTOMOKABANアトリエにお立ち寄りくださいね。場所がわからない方は、土橋さんにお尋ねくだされは親切に教えてくださいます。

さて、土橋さん。本震の時は近所の避難所で地元のために活動されていたそうですが、一週間以上続いた断水でお店の営業が難しい状況の中、それでも土橋さんに髪を切って欲しい方からの熱い声に応えて完璧とはいかないまでもお仕事をされていたそうです。
震災で気持ちも不安定になっている中で、土橋さんに髪を切ってもらい、話をして、元気をもらった方がたくさんいらっしゃる事でしょう。
一人一人ができることを懸命にがんばっている中で、土橋さんにしかできない事で大変な状況を乗り越えていく。
もちろん叶わない事もあったでしょうが、素晴らしい活動だと思います。
私もたくさん元気をもらった楽しい時間でした。
ご来店ありがとうございました!

 d-world for men’s life 熊本市中央区船場町下1-36
TEL:090-1366-4141
HP:http://www.d-world-fml.com/

2016年5月16日月曜日

再スタート


 3/12の火災でアトリエが全焼し、サコッシュの製作及び販売を中止。
アトリエの再建を勧めていた矢先に、約1か月後に起こった熊本地震で、それも延期になってしまっていましたが…
  
多くの方のご支援のおかげで、この度ようやくサコッシュ製作の目処が立ち、オーダーを開始する事になりました。
火災前に販売していた単色などの在庫品は全て焼失してしまったため、とりあえずは当初から受注生産品だったマルチカラーのみオーダーを受け付けます。ラインナップ以外の色や商品をご希望の方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは製作を開始し環境を整えて行く事から始めたいと思いますので、長く暖かい目で見ていただければ嬉しいです。

…型紙も仕様書も燃えてしまったので、本当にゼロからで、ある意味初心に返っております。まだアトリエには見本もない状況でのスタートですが、前より更に良い物を作り出したい一心です。

たくさんのオーダーありがとうございます!がんばります!