2020年2月4日火曜日

ガタガタ具合を確認してみた

鞄屋の前の産業道路の状況、特に電柱地中化による埋設跡の枠が浮いた感じになっていて、歩道を自転車で走る際にとてもガタガタして走行上危険だと感じた…のが前回。
今回は、更にエリアを広げて産業道路の歩道状況を確認してみました。

BILLION号で出発。

今回の調査(探検)は、鞄屋の前から産業道路を西方向へ。白川を越えるとまたその先まで行きたくなるので、白川橋の手前にある熊本都市バス「本山営業所前バス停」で折り返すルート。往復約2km程度を自転車でレッツゴー!


まずは、先日お伝えしたとおり鞄屋前の荒れた歩道。

もう少し先へ進んだ地点。この辺はアスファルトで舗装してあるけれど、埋設物の跡とアスファルトとの境目に段差ができてしまっています。
他にも、歩道を横断する形でひび割れ、点字ブロックもひび割れの影響で欠けてしまっています。

さらにもう少し進んだ地点。

さらにもう少し西へ。この枠の素材は金属とゴムのようで、特にゴム部分が表面から出ている感じ。

さらに先へ。改めて写真を見ると、点字ブロックが埋設物を避けて敷いてある感じもしますが、この段差だと目が不自由だったらとても怖いなと思いました。

この後、世安交差点を渡って、更に西へ熊本駅方面へ。
交差点から先は、アスファルトではなくタイルが貼ってある感じの路面になりました。
ここで驚いたのは、少なくとも世安交差点〜白川橋手前までの区間は埋設物跡がなかったこと。あるのは、水道などのマンホールだけ。これまでと違ってとても走りやすい。

埋設物跡を探しながら走っているうちに、本山営業所バス停前に到着〜


休憩する間もなく、引き返して東方面へ鞄屋を目指します。
世安交差点から、先はまた荒れた歩道。交差点から西と東では全く走りやすさが違いました。




埋設物跡とアスファルトの間に溝ができてしまっているところに、自転車のタイヤを載せてみました。こうなってしまうと、走行中はハンドルを取られてしまいます。

場所によっては、そんなに浮き出ていないところもあります。これぐらいなら自転車の走行に支障はありませんでした。

埋設物跡とアスファルトの間の溝は、金属が露出していました。露出しているわけではなく元から見えていたのかもしれませんが、自転車の走行上はあまり安全には見えません。


走行方向と平行に溝ができている場所はまだましで、垂直方向にゴムが露出している箇所もあります。これぐらい路面から出ていると、走りながら体感でガタンとなります。いわゆる段差を越える時の感じ。

これらは、一つの埋設物跡や溝をあらゆる方向から撮ったわけではなく、定間隔で続くそれらのほとんど全てがこんな感じなのです。つまり、今回走ったルート上の350mほどは少なくともガタガタ道。


鞄屋に到着〜
というわけで、いかがだったでしょうか?世安交差点から西はアスファルトではない事に加えて埋設物跡やひび割れがないので危険はほぼ感じませんでした。
一方で、世安交差点から東はかなり荒れている事が改めてわかりました。
もちろん、自転車で歩道を走る際はゆっくり走るのが当たり前。「速度を上げて走りたい」とか「自転車が快適であれば良い」という事ではなく、朝夕の混み合う時間帯は歩行者や自転車が増える事を考えた場合、路面が荒れているとつまずいたり、ふらついて接触事故が起きやすくなったりすると思うのです。
わずか2km程度の調査でしたが、改めて環境は大事だなと感じた次第でした。
産業道路については、また更に調査を勧めたいと思います。

2020年1月31日金曜日

ガタガタだった


自転車に乗って出かけけると、色々と気づくことがある。

写真は、鞄屋の前の通称「産業道路」の歩道。
この産業道路は、熊本駅前から国道57号線(通称:東バイパス)の保田窪北交差点まで熊本市内を走る幹線道路だ。日中は交通量も多く、朝夕は通勤通学で歩道を通る自転車や歩行者も多い。
近所でちょっとした用事を済ませるために自転車に乗ってこの歩道を走ると、そ路面がやけにガタガタしていることに気づいた。

歩道の中心に設置された点字ブロックの横に見える四角い枠は、電線地中化の跡で何かが埋まっているらしい。意識してみると、他の場所でも歩道にこのような四角い枠があるのを見ることができるので、それ自体は特に不自然なことではない。
この四角い枠は、歩道に一定間隔にあって、過去にこの場所に電柱があったのかなと思えば、なおさら自然な四角い枠である。

自転車で走るとガタガタしているように感じるのは、写真でも見てわかるとおり路面はひび割れていて、けして滑らかではない。ただそれ以上になんとなくストレスを感じるのは、この四角い枠と路面の隙間に段差があってガタガタするだけでなく、自転車のタイヤがその段差にはまりハンドルを取られたりすることだ。
それでなくても、アスファルトはひび割れ、点字ブロックも欠けたり割れたりしているのに、加えて四角い枠の段差。真っ直ぐに伸びるこの産業道路の歩道を200m走ろうと思ったら、ガタガタしっぱなしでゆっくり走っていると溝にハンドルを取られ、あまり安全な感じはしない。
私が自転車で近所に出かけるのは主に日中で、交通量が多いとはいえ朝夕に比べれば少ない時間帯だ。でもこれが、朝夕の通勤通学の時間帯だったらどうだろう。スピードを出していなくてもハンドルを取られる状態だと、他の自転車や歩行者と接触する危険性も高まる。

ではなぜ、路面がこのようになっているのか。
先に書いたとおり、歩道に埋設されている場所の全てにストレスを感じるような段差があるわけではない。
おそらく、埋設した当時は滑らかな路面だったのかもしれない。ひび割れなどは風化もあるかもしれないが、大きな理由の一つとして思い浮かぶのは熊本地震での地盤沈下だ。
熊本地震の時、特に液状化が起きている地域で路面からマンホールが隆起している光景を見た。それはさながらスーパーマリオで地面から生えている土管みたいな感じだったが、実際はマンホールが生えたのではなく地面が沈下したから。
私が自転車でややストレスを感じるこの埋設跡の段差も、もしかしたら少しだけ路面が沈下したせいかもしれない、と思えば「まあ、大したことじゃないな。」とも思える。
熊本地震の影響ではないかというのは個人的な推測だけれど、もしそうだとしたら少しずつ復旧している途中とはいえ、「自転車に優しいまちづくり」の面で言っても、なにより路面の荒れ具合からから見ても、行政にはそろそろ歩道の再舗装をお願いしたいところだ。
ストレスや危険さを除けば、自転車のサドルに下げている「気づきベル」がよく鳴るのでそれはそれで心地良い。