2014年6月7日土曜日

「ポタリング」ってなあに?

先日、「ポタリング」について人と話す機会がありました。
私自身は「ポタリング」という言葉をほとんど使わないけれど、一般的にはかなり浸透してきているようで、その時「ポタリング」について話す機会を作ってくれた相手の方は自転車にほとんど乗らない方でした。
「ポタリング」について、その言葉の意味について改めて知るのも悪くないと思い、ちょっと調べてみた。

Wikipediaより
ポタリング (pottering) は、自転車またはオートバイであちこちを気楽にぶらつくことで、「のんびりする」とか「ぶらつく」意味の英語「putter」に現在分詞や動名詞を示す接尾辞「-ing」を付けた和製英語である。
自転車を用いる「散歩」的なサイクリングをいう。散走とも言う。
あらゆる車種がポタリングに使用可能であるが、本格的なロードバイクやマウンテンバイクを使用する場合でも、足をペダルに固定するビンディングペダルや専用シューズを使用することは少なく、普通の靴で漕ぐことができるフラットペダルが主に使用される。
観光目的の場合は、レンタサイクルを利用してポタリングする人もいる。
potterは、putterと同義語であるが、主として英国で使われる。 putterは“目的もなくゆっくりうろつく”という意味の英語。
Wikipedia以外にも「ポタリング」についての言葉の意味を説明するサイトがいくつか見られたけれど、定義が曖昧。曖昧すぎてこれはちょっと違うのでは?と感じられるものが多々あり、ここに出典として掲載するのは見送った。
掲載しなかったサイトに書かれた意味を統合すると、「短距離、あちこちを巡る」といったものが「ポタリング」だと書かれているようだ。
つまり、「ポタリング」についてはっきりとした定義がないまま浸透してきている状況で、個々のイメージする「ポタリング」がそれぞれ違うのも当然といえば当然な気がする。

なぜこのような事を書くかというと、以前ある人に「ロードバイクでポタリングはあり得ない」というような事を言われたことがあるから。
これまた勝手な解釈だけれど、私自身も勝手な解釈で「ゆっくりしたスピードで走ることを楽しむこと」だと感じていたので、ロードバイクだろうが何だろうが自分がポタリングだと思えばそれでいいじゃないと思ったし、言われたことにとても違和感を覚えた。
とあるサイトに「ポタリング」とはふらふら走ること…という表記があったけれど、自転車に実際に乗った人ならわかる通り「自転車でふらふら走る」ことはあり得ない。
ふらふら走っていたら、事故に巻き込まれるか、事故を起こすか、いずれにしても悲しいことになるだけ。
正しく表記するならば「気楽に気ままに自転車に乗ること」ではなかろうか。

ロードバイクに乗ることや、サイクルロードレースで選手が着ているようなサイクルウエアを身につけて走ることなどが、奇異だとかものすごく特別なことだと見られている側面を感じることがあったので、そうではなくてちゃんと意味があってやっていることなんだよともっと知らせる必要があるのではないかと思ったことと、良いこともそうでないことも含め「自転車」が起こす様々なことを、しっかり考えていかなければならないなと思ったので、「ポタリング」という言葉を例に挙げてここに記しておきたいと思う。

自転車の楽しみ方はいろいろ。楽しみながらしっかり考えていこう。



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